2014年10月15日水曜日

Twitterがフランス国内2位の銀行BPCEグループと提携して、ツイートから個人宛の送金を行えるサービスを昨日から開始している。
このサービスは「S-Money」と名付けられ、フランス国内の銀行口座と携帯番号を持つユーザーであれば、送り先がどの銀行口座を使っているかに関係なく、口座情報を入力することなく500ユーロ(約$635)までの送金が可能になる。
ユーザーは以下のように送金したいユーザーのTwitterアカウント、フランス語で「send」を意味する"#envoyer"、そして送りたい金額をツイートするだけ。
個人間送金には手数料無料、企業間の送金には1-2%の手数料が課金される。

これと関連した動きだとTwitterは先月にも、商品情報のツイートから直接購入できる"Twitter Buy"ボタンを米国の一部ユーザー向けに公開している。
FacebookもFacebook MessangerのトップにPayPalの元プレジデントを据えたり、Messangerの個人間送金機能のコードがハックされてTechCrunchにリークしたニュースがあったりと、ソーシャルネットワークは徐々に決済・送金機能に歩み寄りつつある。また、日本のLINEもつい先日個人間決済のLINE Payを発表した。
コミュニケーションサービスと個人間送金はベストな相性だと思っているので、この分野は引き続き注目。