2014年10月21日火曜日

前回世界のビットコインサービスの資金調達状況を取りあげたが、日本ではビットコインサービスはどういった状況なのかざっと調べてみた。

※運営元が明らかにされていなかったり、個人で運営しているようなサービスは除いた

まだウォレット・売買などインフラ的なサービスがメインな印象。
ビットコインを購入出来るのは、大きくわけて販売所とマーケットがある。
ざっくりした特徴としては、
販売所:最も手軽に購入でき、初心者にも分かりやすくて利便性が高い。ビットコインはそれぞれ独自のレートで販売されるため、マーケットよりも若干割高。
マーケット:指値売買が可能だが、毎回の取引に0.2%〜の手数料がかかる。シンプルではないので、オンライン株式取引等の経験がある人には向いていそう。

【販売所系】

bitFlyer

2014年1月に設立されたビットコインの売買を行えるサービス。毎回の取引数量の0.5%+0.0004BTCが手数料としてかかる。平日の9-15時、16:30-19時での営業で、それ以外の時間はコールドウォレット化されて保管されている。
ビットフライヤー間であれば瞬時に送金できる機能bitWireも開始している。

TechCrunch, Bloombergによると、代表の加納氏はゴールドマンサックスでトレーダーを務めていた人物で、シードラウンドで国内のVCから1億6000万円調達している。東京大学の同級生の木村新司氏も個人投資家として出資。つい先日にはビットコイン専業VCとして知られるBitcoin Opportunity Corp.からの調達も発表された。
9月にはGMOペイメントゲートウェイとの資本業務提携も発表され、11月中にGMO PGと連携したビットコイン決済サービスを提供する予定。
ビットコインによってクラウドファンディングを行うfundFlyerや、ビットコイン情報サイトBTC Newsも運営。
fundFlyerプロジェクトページ


「日本で一番簡単にビットコインを買える取引所」として、STORYS.JPを運営するレジュプレス株式会社が開始。0.01ビットコイン(執筆時点で約446円)から購入出来る。一日一万円以内の売買であれば本人確認不要。24時間対応。
レジュプレスの口座に日本円を銀行振込⇒運営が確認後コインチェック上のウォレットにデポジットされる(約20分)⇒その残高からビットコイン購入(約30分)という流れで1時間ほどでビットコインが購入出来る。
また、EC事業者向けにCoincheck for ECというサービスも提供している。

こちらは店舗がビットコイン決済機能を初期費用不要で簡単に導入出来るサービス。ビットコインで商品が購入された場合、自動的に日本円に換算され、決済手数料1%を差し引いて店舗の口座に振り込まれる流れ。現在、メンズコスメブランドBULKHOMMEなどで導入済、来年夏までに500店舗での導入を目指す。

CoinPass

2014年2月設立の会社。まだサービスはローンチされていないが、ウォレットサービスから開始し、最終的にはグローバルでの個人間決済などを実現していきたい様子。かなり安全性を全面に出している。
ファウンダーチームはシリコンバレーで事業立ち上げやGrouponなどで務めていたCEOの中津氏や日本初のソーシャルレンディングサービスmaneoのCEOを務めていたCOO妹尾氏など。今年3月にシードで5000万円調達している。

ビットバンクウォレット

こちらも初心者向けサービスの印象。SMS認証や本人確認書類認証が必要。
出来るのはビットコインの購入・送金・受け取りのみで、売却はできない。
運営はビットバンク株式会社で、取締役にはシンガポール在住の加藤順彦氏が就任している。西麻布VERANDAにビットコインATM「Robocoin」を設置したのもこの企業。
Coincheck同様、ECサイト向けのビットコイン決済代行サービスbitbankPAYも展開している。
こちらは月額課金プランによって決済手数料を変動させる料金体系。

Payびっと


Mt. Gox破綻後、最も速く開設されたビットコインの販売所。本人確認書類の提出が必須で、クレジットカード・銀行振込での販売に対応。北海道に登記情報があるCoins株式会社が運営。

【マーケット系】

BtcBox


24時間取引に対応。
本人確認書類は必須だが即日で口座開設可能、毎回の取引に手数料が0.2%かかる。
今年10月より、ビットコイン研究家の大石哲之氏が顧問に就任している。


香港登記の会社が提供する取引所。手数料は1%、Payびっとを運営するCoins株式会社と提携し日本でサービスを展開している。